中国上海市で24日、日本商品を売り込む大規模な展示会が開幕した。尖閣諸島をめぐり日中が対立していることを受け、主催者は会場の警備員を予定より増員。ただ、会場は多くの来場者でにぎわい、日本商品の根強い人気ぶりをうかがわせた。

約180の企業や団体が出展し、3日間にわたって衣服や日用品、食品などのほか、旅行ツアーなども紹介。24日は開場前から100人以上が行列をつくり、主催者も「前回3月の開催時と同様にお客さんは多い。土日はもっと増えるだろう」と安心していた。約5万人の来場を見込む。

来場した上海市の男性(57)は「政治の話は関係ない。日本製品は性能がいいし、旅行も行ってみたい」と笑った。

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